院長挨拶
当院は、平成12年に内科病院の「石井病院」と、精神科病院の「岩国新生病院」を統合し、新たに「いしい記念病院」としてスタートしました。内科と精神科の両方の顔を持つ病院であり、心身両面から治療アプローチができることが当院の特徴の一つです。
通常の内科・精神科の外来・入院診療に加え、リハビリテーションにも力を入れております。脳血管疾患、廃用症候群、運動器疾患に対するリハビリをはじめ、地域連携パスによる大腿骨骨折後のリハビリ入院も受け入れています。
精神科リハビリテーションでは、精神科作業療法、生活機能訓練、SSTなど各種のリハビリテーションを行っています。精神科デイ・ケア、精神科デイ・ナイトケア、重度認知症デイ・ケアを併設しており、患者様の回復をサポートしています。
認知症疾患医療センターでは、鑑別診断や専門医療にとどまらず、物忘れや認知症に関する相談、介護保険申請のサポートから介護との連携など、認知症に関連するさまざまな支援を包括的に提供しております。
同一法人(医療法人新生会)には、24時間対応型の訪問診療を中心とした「いしいケア・クリニック」をはじめ、「訪問看護ステーションわかあゆ」、「ヘルパーステーションさくらんぼ」があり、患者様の地域での生活をサポートしています。介護老人保健施設、小規模多機能居宅介護施設、多数のデイサービス事業所などの介護施設も充実しており、医療・介護の連携をしっかりとはかることができます。
当院は日本医療機能評価機構の認定病院となることを目指しており、令和6年8月の審査に向けて、医療の質の向上のための様々な取り組みを行っているところです。地域の皆様に質の高い医療を提供できるように、職員とともに力を合わせて努力していく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年6月
いしい記念病院院長 髙橋俊文