お知らせ 訪問看護ステーション わかあゆ
看護師のお仕事〜足浴編〜
こんにちは😃
今日は看護師のお仕事〜足浴〜について紹介したいと思います。
足浴」とは、名前の通り足だけを洗う入浴方法で、介護や看護の現場ではその有効性が評価されています。 足を清潔にするだけでなく、足の疲れを和らげたり、足先の血流を改善して全身の血行を良くしたり、リラックス効果や安眠快眠効果なども得られるといわれています。
例
- 足を清潔に保つ
- 水虫などの感染症予防
- 褥瘡(じょくそう)予防
- 爪がやわらかく切りやすくなる
- 血行促進
- むくみ予防
- 鎮痛効果
- 入眠促進
- リラックス効果
私達も訪問先で足浴をすることは多いです。
足だけの入浴でもとても気持ちが良い様で皆さんとても喜ばれます。
足浴の手順
それでは、「足浴」の手順をポイントとともに解説していきます。
手浴と同様に各動作の前には、必ず声がけすることを忘れずに行っていきましょう。
1.身体の状態にあわせて仰向けや、ベッドに座るなど楽な姿勢をとります
(Point1)ベッドに座る場合は、両足が床にしっかりとつくようにベッドの高さを調整する。仰向けの場合は、膝を立てて膝の下に丸めたタオルやクッションなどをいれます。
2.防水シーツなど敷き、足首の上まで十分に浸かる量の湯を入れた洗面器を置きます(湯の温度は利用者さんの好みに合わせた温度にしています)
3.衣服が濡れないようにまくりあげ、足首まで浸し、15分程度しっかりと温めます
(Point2)この時に軽くマッサージをしたり、指や足首などの関節をストレッチするように曲げ伸ばします。
4.足が十分に温まったら、片足ずつ洗っていきます
(Point3)お湯から片足を出す前に、お湯でタオルを絞っておき、お湯から出した方の足をくるみ保温します。
5.タオルに石けんをつけて、指先から洗っていきます
(Point4)指の間は汚れが溜まりやすいので念入りに洗いましょう。タオルの代わりに軍手を使うと洗いやすくなります。
(Point5)足の裏はタオルを丸めて少し強めにこすります(浴用タワシや軽石を使ってもOK)
6.洗い終えた足をそのままお湯に浸け、もう片方も同様に洗っていきます
7.お湯を交換して、石けん成分や汚れを十分にすすぎ、ピッチャーでかけ湯をします
8.乾いたタオルで皮膚に水分が残らないようにしっかりと拭きとります。
(Point6)指の間は水分が残りやすく、冷えや水虫の原因になりますので丁寧に拭きます
9.必要に応じて保湿剤でのケアや爪切りなどを行って終わります
人によって足浴の方法は様々ですが、利用者さんの生活や好みに合わせて行っています。
とても気持ちが良く安眠効果もありますので皆さんも自宅でやってみてください!