お知らせ
訪問看護ステーション わかあゆ
梅雨入りと豪雨災害😨
お知らせ
2021年は、近畿を除く地域で梅雨入りを早くも迎え、九州南部で平年より19日・九州北部で20日・中国で22日・四国で21日早く、どの地域も平年と比べ記録的な早さで梅雨入りとなり、四国と近畿では統計史上最も早い梅雨入りとなりました。
雨に悩まされジメジメとした湿気の多い梅雨の時期は、洗濯物も外に干せない日々が続くのでとても困ります。梅雨時期に気圧の変化や寒暖差が大きくなることによって、頭痛や倦怠感などの体調不良を感じる方が多くなります。季節の変わり目でもあり、体調の管理はくれぐれもお気を付けください。
梅雨末期には降雨量が多くなることが多く、しばしば集中豪雨による河川の氾濫、土砂災害などの被害が出ます。2018年は6月28日から7月8日にかけ、総降水量が多いところで1800ミリを超えるなど、西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨となりました。
この西日本豪雨の死者は220人以上に及び、家屋の全半壊は約1万7000棟、浸水家屋は約3万棟(内閣府まとめ)に達しました。
皆さんが早めの避難などの防災行動をとることができるよう、気象庁は様々な「防災気象情報」を発表しています。時間を追って段階的に発表される「注意報」や「警報」などの防災気象情報を有効に活用し、早め早めの防災行動をとるようにしましょう。
自分で行う災害への備え
台風や大雨は、毎年大きな災害をもたらします。警報などの防災気象情報を利用して、被害を未然に防いだり、軽減することが可能です。テレビやラジオなどの気象情報に十分注意してください。台風や大雨の危険が近づいているというニュースや気象情報を見たり聞いたりしたら、災害への備えをもう一度確認しましょう。
家の外の備え
大雨が降る前、風が強くなる前に行いましょう。
・窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する。
・側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。
・風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。
家の中の備え
・非常用品の確認
懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池)、救急薬品、衣類、非常用食品、携帯ボンベ式コンロ、貴重品など
・室内からの安全対策
飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼ったり、万一の飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドをおろしておく。
・水の確保
断水に備えて飲料水を確保するほか、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保する。
避難場所の確認など
・学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路を確認しておく。
・普段から家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく。
・避難するときは、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしておく。
非常持ち出し品を用意しましょう。
以下は非常持ち出し品の一例です。
・リュックサック
・飲料水、乾パンやクラッカーなど、レトルト食品、缶詰、粉ミルク、哺乳ビンなど
・救急医薬品、常備薬、マスク、紙おむつ、生理用品
・現金(小銭も)、預金通帳など、印鑑、健康保険証など、身分証明書
・下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴
・ナイフ、缶切、鍋や水筒、懐中電灯、ラジオ、電池、ロープ、マッチやライター、使い捨てのカイロ、ティッシュなど、筆記用具、ごみ袋
・防災頭巾やヘルメット、予備の眼鏡など、地図
コロナと避難
九州の豪雨では、コロナウイルスを気にして避難をためらう方がいたようです。ただ、警戒レベルが「4」になるくらいの大雨なら、危険な場所では、コロナで命を落とすよりも、水害で命を落とす可能性が高い状況です。躊躇せずに避難をお願いします。