お知らせ さくらんぼ坂上
湯船に毎日浸かる人は幸福になる?
おはようございます。生活相談員の平佐です。
認知症の方は入浴を拒否される方も多く、熱中していることがあったり、気が乗らなくて拒否される方もおられます。
私達は入浴は清潔保持だけではないと思っています。それだけを利用者様に伝えても伝わらないという体験をしています。
幸福感を味わって頂きたいのです。日本人特有の温泉好きを利用して、「〇〇様の為に温泉をご用意しております。」などの声掛けも有効だと感じています。
今日は認知症の入浴介助の声掛けや入浴の重要さをお伝えしたいと思い、インターネット検索して気になった投稿からピックアップして皆様にお届けしたいと思います。
「湯船に毎日浸かる人は幸福になる?」
日本人がお風呂好きな理由は入浴による健康効果に加え、お風呂がもたらす「幸福感」にあるようです。
~毎日湯船の浸かる人は幸福になるその医学的理由に迫る~
お風呂で爽快になる化学的メカニズム
へとへとに疲れてお風呂に入ったら、体だけでなく心までスッキリと軽くなったという経験はありませんか?
お風呂に入ってキレイになるのは、お肌だけではありません。実は体の中でも同様のリフレッシュ効果が起こっているのです。
温泉療法専門医によると、入浴の効果は次の3つがあるといいいます。
1.温熱効果
血の巡りがよくなることで酸素や栄養を含んだ新鮮な血液が全身をかけめぐり、血液中の老廃物や二酸化炭素が運び去られます。つまり、老廃物でいっぱいのドロドロ血液がサラサラに変わる体内変化が起きているのです。全身浴でしっくり温めるからこそ起こる現象で、シャワーだけでは効果が下がります。
2.静水圧効果
お風呂に入ると「ふぅ~」と息がもれることがあります。これは、お腹やお尻が水圧で末端に滞っていた血液や体液が心臓に押し戻されるので、むくみの解消にも効果的です。
3.浮力効果
水の中では浮力がかかり、体重が軽く感じられます。首までお湯に浸かった場合、お湯の中での体重はなんと10分の1!体重60キロなら、水中ではたった6キロ。全身を支えていた関節や筋肉が重みから解放され、全身がゆったりとリラックスした状態になります。
以上のように、入浴後の爽快感にはそれを裏づける科学的メカニズムがあったのです。
このようなことを職員、もしくは家族の方が理解し、入浴の大切さをお伝えする事で認知症の方が気持ちを穏やかなままスムーズに入浴されることが出来たら嬉しいです。
私は介護士として働く中で、入浴介助は利用者様の「気持ちいい~!!」が聞けてとてもやりがいのある担当です。
介護に関係する人達に、実践するための良い情報をピックアップしてお伝え出来たらいいなと思っています。
これからもさくらんぼ坂上を宜しくお願い致します。